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本年もよろしくお願いします
2019/1/7
年始は気持ちの良い晴天に恵まれました
旧年中はたいへんお世話になり、
ありがとうございました
本年も一年よろしくお願い申し上げます
今年も一年しっかり頑張りたいと思います
年の瀬
2018/12/29
今日は小雪の舞う寒い一日でした
年の瀬です
先日、欅の飾り棚を納めさせていただきました
抽斗(ひきだし)は桐材
内部の温湿度を一定に保とうとする性質、
材質が柔らかく仕舞うものを傷めない、
寸法安定性、防虫性、耐火性など
天然の緩衝材のようなその性質から
日本で重宝されてきました
つまみは黒檀、口板は神代欅
桐を触ったあとは銅で引手を作ります
ホールソーで穴を空けるところから始めて
あれこれ手を加えて形にします
↓
組立成型、薬品で色出しして
戸を掘り込んで取り付け
引き戸は尺柾に蟻桟を三本入れて框に組み込みました
↓
脚と柱は真っ黒では強すぎて味気ないので、
光の加減で漆の飴色が透ける色合いをねらい
黒めの溜塗に
ご協力いただいた塗師に感謝です
五尺余の飾り棚
南瓜との共演と相成りました
どうもありがとうございます
さて師走の大仕事
古刹の庫裡に間口八尺、
桧の大きな水屋をこさえさせていただきました
ありがとうございました
が、今回は取材かなわず…
仮組時の写真をお楽しみください
今年もあと数日
こまごました作業をもう少し進めておこうと、
思っています
葉の色
2018/11/06
娘が川原で採取してきた葉の色を見て
秋の深まりを感じました
夏にかかった桧は椅子になりました
地球の裏側から引っぱってきた銘木もありがたいけど、
地の素材も出来るだけ活かしたいと思います(今回は丹波あたりの桧が中心)
机の木地は貴重な同年代の上塗り師(うわぬりし)に
黒漆をかけてもらいました
柿合わせ塗り、目はじきとも言います
緊張感を与えすぎず、漆の艶も楽しめる実用的な塗りです
上品な和の家具となって、
先日無事に納めさせていただきました
どうもありがとうございます
温かいものが美味しく感じられる時季になってきました
今夜はゴボウと鯛あらの煮付
土井勝さんのレシピがとても美味しいです◎
木竹工部会展
2018/10/18
日本工芸会近畿支部の木竹工部会展が開催中です
暮らしに彩をそえる木竹の品々が並びます
是非お立ち寄りください
大丸京都店 6階 美術画廊にて 10月23日(火)までです
仕事は内枘、留形隠し蟻組とも呼びます
板を蟻に組んでその仕口は中に隠れます
美観と強度を兼ねた手のかかる仕事です
建築ではこれを雛留(ひなどめ)といって、
長押の木口を隠す際に使うと昔教わりました
秋空
2018/10/9
秋らしい空を見たので
一枚撮りました
桧は一段落ついて、
目地払いして、
材を挽きに行ったり、図案考えたり、
先の下ごしらえをしつつ、次は欅です
昨晩下ごしらえした
昆布〆は今夜食べ頃です
ニラの花
2018/9/14
庭のニラが花をつけました
暑い夏でしたが、ヘバらずに秋を迎えられました
「枘」、ホゾと読みます
木を組み合わせるときの凸部
今そんな枘の山だらけになってます
平枘、二枚枘、角度をつけたり、小根をつけたりと色々です
出が指物屋だと自然とこんな仕事風景になります
そしてひたすらの削りものでやや筋肉痛に、、、
手鉋は生産性は高くないけど、
刃物を研ぐ習慣は大事にしたいですね
鉋屑やプレーナー屑を車に積んで牧場へ
息抜きの時間です
うまいもの食べて元気つけよう、ということで
今夜のもう一品はラムとピーマンの炒め !(^^)!
しばし駆け足が続きます
夏休み
2018/8/11
残暑お見舞い申し上げます
8月15日(水)まで夏季休業とさせていただきます
よろしくお願いします
欅と桧
2018/7/16
暑中お見舞い申し上げます
先日欅の家具を納品させていただきました
良い機会をいただき、本当にありがとうございます
ガラスとLEDの始末を色々と考えながらの作業になりました
機会があれば柱を取っ払った形にも挑戦してみたいです
そしてまた欅の集積地へ行ってきました
欅、もういっちょいきます
中の木作りあたりから始めて、、、
今日は桧を引っぱり出しました
こちらもまたとりに走ります
桧の案件も追っかけて始まります
梅雨明けと同時に夏バテ開始しそうな、今日この頃です
日長
2018/6/29
ここ最近は作業をしまってから、娘と近所を巡回します
夏至すぎの長い日がありがたいです
作業はぼちぼち追い込みです
仕上げたい形や、強度、加工の手間などを考えながら組手など作っていきます
これが正解という形はないので、考えながら適宜進めます
今回はガラスが入るのでホゾをつけて、金物も併用します
金物で引っぱっておくと組立・分解の際に便利です
晩は鮮度の良いそら豆
きれいな色です
先日引っぱり出した神代欅はけっこう渋い色です
小さな蓋物
2018/6/5
先日、小さな蓋物をつくりました
木地の真樺材をロクロで挽きます
茄子の深みのある紺色が好きなので
生漆と色漆を調合して色をつくり、木地にのせました
漆の色がさめてくるとまた風合いが変わってきます
蓋をはずすと豆皿とぐい呑みとしてお使いいただけます
中は拭き漆仕上げです
気をつかう塗り物ではなく、日常用でバンバンお使いください
今宵は鶏ハムで一献
大きい家具ガンガンもいいけど、
こういった手に納まる大きさの仕事も良いなぁと思ったりします(';')
見世
2018/5/18
先日、日曜大工をしました
家具や木の器など、
櫻田木工所がつくる品を実際に手に取ってご覧いただきたいとの思いから
広いスペースではありませんが見世を設えました
並べているのは普段の暮らしに取り入れていただける品々です
家具や器などの誂えのご相談もうけたまわります
常時開店の形態ではありません
事前にご来店の旨お知らせいただけると、円滑に対応ができます
土・日・祝日についても事前にご予約いただければ応対可能です
どうぞお気軽にお申しつけください
場所は下鴨神社から西へ徒歩十分ほど、築八十年の日本家屋です
京都はこのところ暑い日が続いています
とはいえ朝晩はすごしやすいので
仕事にも散歩にもまだまだ快適な気候です
開催のお知らせ
2018/5/01
明日から日本伝統工芸近畿展が開催されます
大阪展 あべのハルカス近鉄本店11F
前期 5月2日(水)~4日(金)(←こちらに出品します)
後期 5月5日(土)~8日(火)
京都展 京都高島屋7F
5月23日(水)~28日(月)(初日15時まで会場当番予定です)
気候の良い時期です、どうぞお出掛けください
公募展での挑戦が仕事の領域を広げてくれたり、
普段の仕事のヒントになったり、
また、新しい出会いが訪れたりと色々です
思いや制作の過程もご覧いただいて、
何かのついでに見に行ってみようかな、と思っていただけたら幸いです
始めは細長い材に鋸目を入れる作業から
今年の冬は特に寒かったので、
暖かい春を思いながら制作に取り掛かりました
春の若草のような淡い緑、近づく宵闇、ほのかな月明かり、
春の宵の心地よい空気の中を皆で散歩するひと時
今回はそんなイメージを作品に込めてみました
デザイン的には曲面と平面を組み合わせ、モダンな造形を目指しました
この現場はまだ先があるので、
引き続き気合を入れて頑張ります、少々お待ちください
大きい仕事の間に
溜まった細かい仕事にいそしんでいます
「キリカネノジンダイスギノハコ」
「チュウニウクオハシ」
「ヌシノカザリバコキジ」etc
どれも聞いただけでは???かと思いますが
いずれもご依頼主の作品やアイディアを形にするお手伝いです
いろんな方の感性に触れる機会は大事にしたいです
*写真は無しですのでどのようなものか、ご想像にお任せします*
先日は婚礼にかこつけて南の方へ行ってきました
京都にいると木の香りや文化の香りに包まれて、
それはそれで自分の生きがいでもあるのですが、
磯の香りとか、
魚のすり身をあぶった香りなんかもDNAには深く刻み込まれていて 、
人生には欠かせないものです
おかげさまです
櫻田木工所もおかげさまで4周年となりました
早いような、まだ4年かぁ、というようなそんな感じです
ゆっくりとではありますが歩みを進めてこられたのも、
ひとえに皆々様のおかげです
どうもありがとうございます(^-^)
HPを少し改装・整理しました
5年目は少し気分を変えて脱皮していけるようにと思います
どうぞよろしくお願いします